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2008年10月

2008年10月25日 (土)

ブーリン家の姉妹

Bana_boleyngirl

ブーリン家の姉妹

見たいなあ… ヘンリー8世がエリック・バナなんて嘘でしょ…(肖像画と比べて)と、思いつつもやはりバナが見たいです…きょう初日なんですよね…

ヘンリー8世と言えば、ロンドンのマダム・タッソーに人形があったような気がする。ダイアナの近くに。でかかった。

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2008年10月22日 (水)

シュテファン・ツヴァイク「マリー・アントワネット」

Marie シュテファン・ツヴァイクの書いた、「マリー・アントワネット」。

今上巻を読み終えたのですが、めっちゃおもしろいです~ この本は恥ずかしながら娘に借りて読んでいるのです。最近こういうパターンが多くて。私の場合、読み終わると速攻で忘れてしまうので読み終わる前に書くのが肝要です。

私はベル薔薇世代なので、どうも甦ってきちゃってたまりません。小学生の頃、ピアノのお教室でレッスンの順番を待っている間に読む、週刊マーガレットの「ベルサイユのばら」が一番の楽しみでした。

ピアノのお稽古では今の自分を形成するいろんなものを得たと思います。もしかしたら学校と同じくらい、もしくはそれ以上に精神的には影響が大きかったかもしれない。お教室で開かれるクリスマス会、これでキリスト教文化を体感できたし、文化教養的バックグラウンドの違いを西洋文化であるピアノを通じて学んだし。得がたい経験でした。もっともピアノのお稽古自体は私にとって大変なプレッシャーでした。練習が嫌いだったし、指先も器用ではなかった。先生も厳しかったし、苦痛以外の何ものでもなかったのですが、今思い返すとそれは私の精神的根底にあるのです。不思議ですね。

小学校に通う道にあった女学校の教会の礼拝堂に入り込んでいつも遊んでいました。そこは異空間だった。キリスト教文化がバックにある文化、日本文化とはまったく違う空間、そうした異質さに惹かれていたのでしょう。不思議です。私はキリスト教徒ではありませんが、幼い頃からそういった文化にふれていると、精神的的なものにかなり影響を与えるのですよね。

アルゼンチン出身のテニスプレイヤーのデルポトロが、試合で勝っても負けても必ず十字を切るのです。それにイタリアのサッカー選手ではやっぱり十字を切る人が多いです。そういう光景を見ているといっしゅうらやましく思います。それは敬虔な姿だからです。きっと神に守られているという気持ちで(漠然と)いられるのだと思います。例えその瞬間以外は忘れていても、単に習慣でやっているだけだとしても。カトリックの人たちはもう精神的に根底にそれがあるんだと思います。そしてそれは多分ママやパパの愛とつながってるんだろうなと漠然と思います。そういう子供の頃からの習慣は親がしつけるものだからです。でもだからといってそういうことを自分がしようとはまったく思いませんが。

話がそれましたが、この伝記はほんとにおもしろいです。ベルばらに出てくる首飾り事件やフェルゼンが出てきます。先日キルスティン・ダンスト主演で映画化されたマリーアントワネットの人生の前半部分の映画がありましたが、これにこの本とほぼ同じエピソードが出てきます。ヨーゼフ2世の夫への仲立ち、そして帽子や髪型に興じたこと、国境を渡ったときの小屋のエピソード、デュ・バリー夫人との確執、ルイ15世との関係、そっくりそのままです。しかし映画には肝心の一番ドラマチックな王妃の人生の後半部分が抜け落ちているのでちょっと肩透かしな感じを最後に持ってしまうのです。

この本には映画にもない、歴史の本にもない、感傷的なマリーへのイメージなどを払拭する、真実が書かれている気がします。事実は小説より奇なりです。事実こそが最もドラマチックで残酷で美しく醜悪で胸を打つものです。パリの民衆がボーマルシェの戯曲よりも何よりも首飾り事件の裁判記録を読みたがったという事実がすごく重みがあります。なんか現代とすごく通じるものがあります。シシィ、ダイアナ 悲劇の女たちがなぜ悲劇の主人公になったのか? プリンセスやクイーンは、彼女たちはただの女であることは許されません。ノブレス・オブリッジ、特権を持つ人はおのずとするべきことがあるのです。それは民衆に納得させることです。自分が崇高なる義務に生きていることを。でも悲劇のプリンセスたちは何より女として生きることを選んでしまったのです。その対極に位置するエリザベス1世やマリア・テレジア。彼女たちはたとえどんなに残酷でも、やるべきことをやったのです。だからといって、後世で人気があるのは前者の悲劇のプリンセスたちなのです。

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